PayPay詐欺の返金方法
詐欺被害に遭ってしまった方はどこに相談すればよいのか

近年、スマホQR決済サービスのPaypay(ペイペイ)を介した悪質な詐欺事件が多発しています。

身元不明の人物から突然送金請求の申請があったり、偽のキャンペーン告知が届いたり、中には「PayPayでお金を送金してくれたら倍にして送り返す」などといった直接お金を騙し取ろうとする行為まであるようです。

Paypayとは、ソフトバンクとZホールディングスの合併会社であるフィンテック企業が発祥の日本を代表するスマホQR決済オンラインサービスであり、類似する決済サービスには楽天ペイやドコモd払いなどがあります。

このページでは、悪質なPaypay送金詐欺に遭ってしまった場合の対処法や相談先、返金方法について詳しく紹介していきたいと思います。


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PayPay詐欺とは
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PayPayの不正利用による詐欺ってどんなものがあるかご存じでしょうか?

アカウント乗っ取り?送金詐欺?出会い系詐欺?倍増詐欺?様々な手口があるようですが、まずはじめにPayPay送信詐欺について話していきたいと思います。

詐欺師によって被害を被ってしまった方はなにも悪くはありません。

悪いのは騙してお金を不正に稼ぐ詐欺師です。
PayPayは、オンライン上で請求・決済が完了するとても便利なシステムですが、その利便性を悪用する詐欺師が後を絶ちません。

PayPay送信詐欺とは、ツイッターやインスタグラムなどのSNSで、『一定の金額をPayPayで送信してくれたら倍にする』などと言う投稿の元に募集される代表的な詐欺行為の一つです。

もちろん、送金したところでお金が増えるわけもなく、最悪相手が音信不通になり持ち逃げされるケースもあります。

中には、何も根拠を示せずに3倍や4倍に増やすという詐欺師も存在するようですが、はっきり言って詐欺なのは明白です。

ちなみに、PayPay詐欺を企てている詐欺師は、なにも詐欺を常習的に行っている大人だけというわけではありません。

過去の事例を参考にすると、「詐欺」だという認識や意識をもたずに、SNSで誰もがやっているからという理由で某高校生が逮捕されたという事件が本当にありました。

本人の言い分は、お金を貰ってゲームに課金をしたかったからだそうですが、この行為一つで人生を棒に振ってしまった過去はもう変えることができません。

冷静に考えて、SNSに記載されている内容しか相手の情報が無い状況下で、送金を行う行動自体リスクしかないので、PayPayを使った詐欺に騙されないようくれぐれもお気を付けください。

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PayPay詐欺の手口・見分け方
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誰でも簡単にオンライン決済ができてしまうPayPayを用いた詐欺手口。

ご覧になっている方はいくつ知っていますか?

それら手口を先に知っているだけでも、詐欺被害の予防や回避に十分役立ちます。

この項目では、PayPayをつかった詐欺の代表的な手口や特徴をご紹介していきたいと思います。

PayPay詐欺の手口一覧

  • PayPay倍増詐欺
  • PayPayフィッシング詐欺
  • PayPay販売系詐欺
  • PayPay出会い系詐欺
  • PayPay乗っ取り系詐欺
  • PayPayフィッシング詐欺
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PayPay倍増詐欺
PayPay倍増詐欺は、「PayPayでお金を送金してくれたら倍で送り返す」というSNS投稿で人を募り、送金が確認できた時点でアカウントをブロックしお金を持ち逃げする悪質行為です。

基本的には、最初は少額のお金やり取りで行い、例えば100円を200円にしてしっかり返金をすることで相手を信じさせ、さらに高額なお金を要求してくる詐欺師も存在します。


中には、倍率を高くする代わりに、初期投資金を増やせといった指示もあるらしく、基本的にはアプリ内のDM(ダイレクトメッセ)のみのやり取りとなります。


PayPayフィッシング詐欺

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PayPayフィッシング詐欺はPayPayや公式ロゴを悪用し、本物そっくりな偽サイト(フィッシングサイト)や不正サイトに誘導をし、ログイン情報や個人情報を詐取しようとするメールやSMSの送信がされる悪質行為です。

主に、利用者の気を引く文言、「PayPayアカウントを停止する」「携帯電話料金の未払いがある」などで記載されているURLをクリックさせる手口です。

フィッシング詐欺自体、お金のやり取りがある商業サイトでは多発している詐欺行為なのですが、PayPayに関してはその頻度はかなり多めです。

これはPayPayの公式サイトでも注意喚起されているので、一度見てみることをおススメします。→Paypay公式サイトはこちら


PayPay販売系詐欺

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PayPay販売系詐欺は、名前の通りSNS上でゲームアカウント(RMT)やそのゲームで使うアイテム、作画などの対価として代金を請求する悪質行為です。

もちろん、物を受け取り、しっかりとした取引となれば問題ないのですが、詐欺の場合は相手にPayPayで先払いさせ、商品は渡さずに入金確認後にブロックしお金を持ち逃げされてしまいます。

SNSで知り合ったばかりの顔も知らない相手に、保証も担保も無しでお金を渡してしまうと、このような結果を招きかねないので絶対にしてはいけません。

PayPay出会い系詐欺

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PayPay出会い系詐欺は、SNS上で『今から会える方いますか?』と募集をかけ、会って身体を交える代りにPayPayでお金の先払いを要求する悪質行為の一つです。

これは、一種の売春行為なのですが、もちろんお金を送金しても会えるはずもなく、アカウントをブロックされお金を持ち逃げされることはもう言うまでもないでしょう。

PayPayの不正利用をした詐欺行為は、基本的に「先払い」を一貫して要求してきます。

なので、先払いを要求してくる相手には、くれぐれもお気を付けください。

PayPay乗っ取り系詐欺

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PayPayのアカウント自体を乗っ取り、犯人の手によって残高を不正に送金してしまう詐欺も流行っています。

具体的には、SNSなどのアプリを介して、スマートフォンを乗っ取るアプリをダウンロードさせ、SMSなどの情報を盗み見る悪質な手口が実例として挙げられます。

不審なメールやMSMに記載されている、URLなどを開かなければ基本的に乗っ取られる心配は無いので安心してください。

対策としては、スマホ用のウイルスアプリを導入したり、もし不審なアプリを導入してしまったら、すぐに電波を出さないようにする機内モードにして対象アプリの削除を行うといいでしょう。

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PayPay詐欺の事件例
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PayPayは、18年10月にスマホを使った決済サービス(QRコード決済)を始め、今となっては5000万人超のユーザー数を抱える最大手の会社です。

利用者が多いだけに、詐欺被害を訴える人も多いのが実情です。

先ほどご紹介した詐欺行為の他にも、PayPayの不正利用方法はいくつも存在します。


この項目では、実際にあったPayPayによる逮捕事例についてご紹介していきたいと思います。

PayPayを使ったクレジット詐欺

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他人のクレジットカード情報を悪用し、スマートフォン決済サービス「PayPay」で、家電量販店の商品約35万円相当をだまし取ったとして、愛知県警は23日までに、栃木県那須塩原市材木町の無職の男性(21)を詐欺の疑いで逮捕した。

事件が発生した原因は、匿名性の高い闇サイト群「ダークウェブ」上に流出したカード情報を入手し、足取りが掴みにくいPayPayに連携させ店頭で支払いをしたことが逮捕のきっかけとなりました。

中にはQRコードを偽造した不正行為などもあり、先ほど紹介したPayPay詐欺の他にも様々な種類の手口が存在します。

PayPay2千万円分を不正に現金化

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オークションサイトに架空出品した商品を自ら落札し、支払い代金に充てた決済サービス「PayPay(ペイペイ)」のポイントを不正に現金化したとして、警視庁は、埼玉県草加市の男女3人を電子計算機使用詐欺容疑で逮捕した。

被疑者となった3人は、アプリなどの認証代行業者を生業としており、事業に使う約4万件の携帯番号でアカウントを作り、新規登録者に付与されるポイントを約2千万円分入手したとされています。

なにも、PayPay詐欺は対人だけとは限りません。

他人アカウントから不正にお金を送金

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電子決算アプリ「PayPay」を使用し、知人女性のアカウントから自身のアカウントに8万円相当の電子マネーを送金したとして、兵庫県警葺合署などは12日、電子計算機使用詐欺の疑いで、神戸市建設局職員(31)=同市中央区国香通=を逮捕した。

詐欺師はなにもSNS上だけに存在するわけでもありません。

身近なところでも、こうして不正行為に働いている可能性は否定できないので、注意するように日頃から心がけましょう。
PayPay使った逮捕例は、このほかにもいくつも存在しています。

冷静に考えて、SNSで知り合った顔も知らない相手にお金を渡すという行為は非常にリスキーです。

仮に被害に遭ってしまったら、相手の連絡先や住所、電話番号、送金履歴などの証拠もしっかり残しておくことも重要です。

ちなみに、詐欺行為における相談先は、警察、弁護士、消費者センター、国民生活センターなどが挙げられますが、各機関にはメリット・デメリットがあり、初めて使う方にとっては選択するのも一苦労でしょう。

中には無料で相談に乗ってくれるところもあるので、なるべくお金をかけたくないという方は、そういったサポートをしてくれる機関を選択する必要があります。


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PayPay詐欺の返金方法
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PayPay詐欺の返金方法はいくつかあり、警察、弁護士、消費者センター、国民生活センターにまず相談せずして解決は見込めません。

ちなみに、ご自身で詐欺師に対して返金請求を行うこともできなくはないですが、犯罪行為に対して一般の方ができることは限られしまうので思うように進まないことが想定できます。

なにはともあれ、まずはPayPay詐欺に引っかからないようにするため、本ページを読んでどのような悪質行為があるのか理解することが大事でしょう。

Paypay詐欺を警察に相談

Paypay詐欺だと発覚したら警察に相談することも一つの手です。

なぜ、警察が相談先として有効なのか?それは犯罪の専門機関である警察には、常に最新の情報が集まっており、詐欺を見分けるためのノウハウや実例・その他の権力を用いて、一人で悩むより格段に犯人を追い込むことが可能だからです。

しかし、状況を説明することでアドバイスはもらえますが、少額の被害であったり、常習性の無い軽犯罪の場合、被害届を出して帰されてしまう場合もあります。

ただ、相談先としてはアリです。

事件解決後に返金されたというケースも無いわけではありません。

Paypay詐欺を消費者センターや
国民生活センターに相談

Paypay詐欺に遭ってしまった方の話しで、良く名前が挙げられる相談先が消費者センターと国民生活センターです。

この二つの相談先は、各県に窓口が存在しており、悪質商法被害防止の情報をはじめ、県民に対して消費生活に役立つ情報等を発信している県が管轄する公共施設です。

ちなみに、消費者センターと国民生活センターには弁護士と同様に守秘義務があり、個人の相談事に関して家族や知人、同僚に広まる心配はないので安心して大丈夫です。

しかし、返金請求を行うことができるのか?という話しであれば、相談内容次第で他の機関に紹介されてしまうので、あまり期待できないでしょう。

消費者センターと国民生活センターを簡単に言い表すと、詐欺(主に消費)の総合案内所のようなものなのです。

Paypay詐欺を弁護士に相談

Paypay詐欺の被害に遭ってしまった時に、弁護士に相談するのも有効な手段です。

基本的に、分かる限りの証拠物(振込先情報、個人情報、その他詳細)が必要となりますが、相談する前にある程度の被害情報をまとめておくと話しがスムーズに進むと思います。

日常生活で頻繁に頼ることの無い弁護士は、敷居がやや高いと感じる人も多いと思いますが、多くの弁護士事務所はいまや相談が無料のところも多く、不安になったり、戸惑ってしまったりそこまで気張って考える必要はありません。

どういう詐欺被害に遭ったのか、それに対して返金請求は可能なのかしっかり話せばちゃんと親身になって答えてくれるはずです。

悪質な着手金詐欺にはご注意を・・・

返金業者の中には、悪質な報酬金・着手金詐欺を目論む業者も存在します。
返金請求に最も強いのは確かに弁護士なのですが、中には悪質な弁護士も存在することを頭に置いといてください。

これは、2017の日経新聞でも取り上げられた弁護士による着手金詐欺の話しなのですが、『投資詐欺事件の被害者から弁護士費用を集めながら、実際は被害回復のための訴訟を起こさずにだまし取った』という事件がありました。

弁護士の重要機関である弁護士会では、過去の類似の事例で着手金詐欺をした弁護士を懲戒処分とした実例もあります。

その他にも、悪質な探偵事務所や架空の返金センターを名乗る業者にも注意が必要です。

事件を解決するために、相談したはずなのに、また新たな詐欺に首を突っ込んで二次被害を受けてしまっては本末転倒です。

詐欺に遭ってしまったら頭が真っ白になり、それら悪質な行為に対して冷静な判断ができなくなる人は多いです。

加害者の口車に乗ってしまい、また新たにお金を支払ってしまう人さえいます。
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PayPay詐欺の相談窓口
Paypay詐欺の相談窓口を先ほどいくつか紹介させて頂きましたがいかがだったでしょうか。

Paypay詐欺は、被害金が少額が故に確かに返金事例があまり無い詐欺事件です。

しかし、ただ黙って詐欺師に大事なお金を奪われてしまうのも尺全としないはずです。

その手の返金請求に強い弁護士であれば、もしかしたら当該詐欺行為を行っている会社の情報をもっている可能性もあるので、まずは相談してみて考えることが専決でしょう。

・詐欺かどうか
・取り戻せる可能性があるかどうか

その判断や見解のもとに依頼するかどうか決めても遅くはないはずです。

著者 プロフィール

キャプテン藤崎
東京都在住 40代 二児の父。

趣味は草野球・サイクリング・読書・映画鑑賞。
中学、高校では野球部のキャプテンを務め、当時からのあだ名「キャプテン藤崎」をライターネームとして執筆活動をしています。

40代になり家庭を持ったことや、周囲の環境の影響により社会貢献や相互扶助に強い意識を持つようになりました。

今後も様々な情報を発信していきたいと思います。
尊敬する人物
  • 二宮金次郎
  • 野口英世
  • マハトマ・ガンジー
  • ベーブ・ルース
  • マイケル・ジョーダン
  • 野口英世
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